安波節 / 作詞 作曲 琉球民謡
調弦 本調子 B E B
工工四 安波節
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歌詞(漢字かな)
1,安波ぬまはんたや (ハリ) 肝すがり所
あはぬ まはんたや (ハリ) ちむ すがり どぅくる
○安波集落のまことのきりたったがけは
こころかぜにあたって涼むところ。
奥ぬ松下や (はり) 寝なし所
うくぬ まちしちゃや (ハリ) になし どぅくる
○奥の松の下は寝てしまう所
解説: 安波集落の、そーじゃ山の東側は、
きりたったがけで、断崖絶壁になっている。
その上に かつては もうあしびが盛んだった広場がある。
そこは 男女がこころをかわす場所。
そして、その奥にある大きな松の下は
男女が愛を交わす場所。
2,安波ぬ祝女殿内 (はり) 黄金灯篭下げて
あはぬ ぬんどぅんち (はり) くがにどぅる さぎてぃ
○安波集落の 神事をつかさどるノロのお屋敷に
黄金の灯篭をさげて。
うりが明かがりば (はり) 弥勒世果報
うりが あかがりば (はり) みるく ゆがふ
○ それに明かりがともれば、みるくゆがふ
解説: みるくゆがふ
みるく とは、弥勒菩薩のこと。
弥勒菩薩は、沖縄では豊穣をもたらす来訪神とされ、
みるくゆがふとは、みろく菩薩がほていさま の姿となってもたらす豊年の世 の中。
沖縄で信じられている、弥勒信仰のこと。
3,かりゆしぬ遊び (ハリ) 打ち晴りてぃからや
かりゆしぬ あしび (はり) うちはりてぃ からや
○めでたい遊びは心うちはれてから。
夜の明けてぃ太陽ぬ (ハリ) 上がるまでん
ゆぬあきてぃ てぃだぬ (はり) あがる までぃん
○夜が明けて、太陽が あがるまでも
解説: かりゆし とは、めでたい、縁起が良い、また、自然との調和を意味する言葉。
あしび とは、人が集い、歌や三線、踊りなどを楽しむこと
4,夜ぬ明けてぃ太陽や (はり) 上がらわんゆたさ
ゆぬあきてぃ てぃだや (はり) あがらわん ゆたさ
○夜が明けて太陽が上がってもよいから
巳午時までぃん (はり) お祝さびら
みまんどぅち までぃん (はり) うゆえ さびら
○お昼ころまでも お祝いしましょう
解説: みまんどぅち とは巳の刻 10時から、牛の刻12時の間
午前11時くらいのこと。
歌詞(かなのみ 音声読み上げ用)
1,あはぬ まはんたや ちむ すがり どぅくる
○安波集落のまことのきりたったがけは
こころかぜにあたって涼むところ。
うくぬ まちしちゃや になし どぅくる
○おくの まつのしたは、ねてしまうところ。
2,あはぬ ぬん どぅんち くがに どぅうる さぎてぃ
○安波集落の 神事をつかさどるノロのお屋敷に
黄金の灯篭をさげて。
うりが あかがりば みるく ゆがふ
○それに明かりがともれば、みるくゆがふ
3,かりゆしぬ あしび うちはりてぃ からや
○めでたい遊びは心うちはれてから。
ゆぬ あきてぃ てぃだぬ あがる までぃん
○夜が明けて、太陽が上がるまでも。
4,ゆぬ あきてぃ てぃだや あがらわん ゆたしゃ
○夜が明けて 太陽が上がっても良いから
みまん どぅち までぃん うゆえ さびら
○お昼ころまでも お祝いしましょう。
語句
・あは 安波村。「あふぁ」とも発音する。
・まはんた 真の崖。
・ちむ 心。
・すがりどぅくる 風に当たって涼むところ。
・うく 奥。
・になしどぅくる 寝てしまう所。
・ぬんどぅんち 祝女(ノロ)のお屋敷。
・ノロ 「ぬーる」とも言う。
琉球王朝時代から地域の神事を司る女性。
・くがに 黄金色。
・どぅる 灯篭。
・うり それ。
・あかがりば 明るくなれば。
・みるくゆがふ 「幸せで豊かな理想の世界」
・かりゆし めでたい、縁起が良い、また、自然との調和を意味する言葉。
・遊び 人が集い、歌や三線、踊りなどを楽しむこと。
・巳午時(みんまどぅち または みまんどぅち と発音する) 巳の刻 10時から、牛の刻12時の間。午前11時くらいのこと。
・てぃだ 太陽
・までぃん までも
・あがらわんゆたさ 上がってもよいから。
・さびら しましょう
参考
安波節|うちなーんちゅなら誰でも知ってる沖縄の歌!リュウカツチュウ – 琉球芸能活動中 – YouTube
