デンサー節(本島)

デンサー節(本島) / 作詞 作曲 琉球民謡

1,デンサー節作てぃ 童ん達に詠まち
 世間の戒み なゆしど我んね願ゆる
 (デンサー すり デンサー)

 でんさーぶしちゅくてぃ わらびんちゃーに ゆまち
 しきんぬ いましみなゆしどぅ わんね にがゆる
 (デンサー すり デンサー)

○デンサー節を作って子どもたちに詠ませ(歌わせ)
 世間の戒め(を)できるようにすること私は願っている

2,夫や家の中柱 女や家の鏡
 黒木柱と鏡や 家内のすなわい
 (デンサー すり デンサー)

 うとぅややーぬなかばしら うぃなぐや やーぬかがん
 くるきばしらとぅかがんや ちねーぬすなわい
 (デンサー すり デンサー)

○夫は家の中柱 女は家の鏡
 黒木柱と鏡は家庭の備え

3,艫高船や島とらん 肝高女や家持たん
 どくの肝高さ はいにるくるぶる
 (デンサー すり デンサー)

 とぅむだかふにや しまとぅらん ちむだかうぃなぐや やーむたん
 どぅくぬ とぅむだかさ はいにどぅ くるぶる
(デンサー すり デンサー)

○船尾(艫)が高い船は島に着けない 気高い女は家もてあそび
 ひどく気高いのは 走ってころぶようなものだ

4,物言らばつぃつぃしみよ 口の外から出ぢゃすなよ
 出ぢゃち後からや 呑みやならぬ
 (デンサー すり デンサー)

 むぬいらばちちしみよ くちぬはたから んじゃすなよ
 んじゃちあとぅから ぬみやならん
 (デンサー すり デンサー)

○物を言うなら つつしめよ 口の外に出すなよ
 出た後から飲むことはできない